プロフィール ─ 弁護士 寺西章悟

弁護士 寺西 章悟 Shogo Teranishi

メッセージ

はじめまして、弁護士の寺西と申します。

2009年に弁護士登録して以来、会社に関する問題の解決・予防に一途に取り組んできました。
主な取り扱い業務は、以下の通りです。

(1)顧問業務
法律相談、契約書・社内規程の作成・レビューなど
(2)取引に関する支援
M&A、スタートアップ投資・ベンチャーファイナンス、資本業務提携など
(3)ガバナンスに関する支援
支配権紛争(委任状争奪戦)・役員解任、不祥事調査、少数株主保護など
(4)会社に関する裁判
取引に関する裁判、株式・株主総会に関する裁判、役員・従業員に関する裁判など
(5)会社・経営者の再出発
会社・経営者の民事再生、破産申立てなど

顧問業務に関して、上場企業からスタートアップまで幅広く50社ほどの顧問弁護士を務めております。会社役員・株主個人の顧問もお引き受けしています。日々、イシューを的確に把握し、目的意識を持って問題に取り組むことを大事にしています。

M&Aに関して、様々な立場で数多くの案件に携わってきました。対象会社のビジネスの特徴を押さえたメリハリの効いたデューディリジェンス、発見事項を踏まえた適切なスキーム提案と交渉、的確なドキュメンテーションを提供することができます。

スタートアップ投資・ベンチャーファイナンス、資本業務提携に関しては、VCの顧問弁護士を長年務めてきたこともあり、投資家側(VC・上場企業)と、スタートアップ側を合わせて、100件を超える経験があります。上場企業のスタートアップ投資、資本業務提携についてもオープンイノベーションの文脈で数多く経験させて頂きました。スタートアップ側で10桁規模の資金調達をサポートした経験も複数回あります。合意形成のための創意工夫と、的確なドキュメンテーションを提供することができます。

ガバナンスに関しては、日本各地の様々な企業・法人の多種多様な案件に携わってきました。特に、支配権紛争・役員解任について、上場企業も、老舗企業も、大学も、スタートアップも、数多くの経験があります。不祥事調査については上場企業の第三者調査委員会の委員長も務めました。最近は、少数株主保護のテーマにも注力しており、日経新聞の法トークの欄で取り上げられました。道筋と方策を考え抜き、実行をサポート致します。

会社に関する裁判については、弁護士として16年のキャリアを積んできた中で、最も多くの経験を積んでいます。会社に関する多種多様な裁判を経験しており、上場企業から個人に至るまで、幅広くご依頼を頂いています。新しいビジネスモデルの適法性をめぐって最大手の法律事務所を相手に最高裁まで戦い抜いて勝訴した経験があります。会社関係訴訟においても、事実関係を丹念に調査して議論を展開することを最も重視しています。

民事再生・破産申立てに関しては、経営者の再出発と、事業の存続・雇用の継続を重視しています。そのために、ひと手間掛けて事業譲渡とセットで申立てを行う、いわゆるプレパッケージ型の申立てを積極的に行っています。再出発のため、ベストな選択肢を考えてご提案いたします。

分業が進んでいる現在において、取引案件と紛争案件の両方について豊富な経験を積むことができている弁護士は数少ないのではと思いますが、両方の分野で経験を積んできたことで、大きな相乗効果があったと感じています。「紛争の実際を知らなければ、予防の精度と効率を高めることなどできず、取引の実際を知らなければ、紛争において効果的な主張立証を行うことなどできない」というのが私の信条です。イシューを的確に捉えて適切に解決するためには、紛争解決・裁判と予防・ビジネスの両面からのバランスの良い複眼的な考察が必須だと思います。

コーポレートガバナンスコード元年である2015年以降は、上場企業の社外取締役及び社外監査役を引き受けてきました。取締役会での経営議論に参加させていただくことも良い経験になっております。

今後も、幅広く深く活動し、会社と人と法律が関係する大切な場面で、実際に役に立つ本格派の弁護士でありたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

経 歴

  • ・2006年 東京都立大学法学部 卒業
  • ・2008年 東京大学大学院法学政治学研究科法曹養成専攻 修了
  • ・2008年 最高裁判所司法研修所 入所
  • ・2009年 長島・大野・常松法律事務所 入所
  • ・2012年 てらにし法律事務所 開設
  • ・2014年 田島総合法律事務所(現田島・寺西・遠藤法律事務所)にパートナーとして合流
  • ・2016年~2023年 ブティックス株式会社(9272) 社外監査役/社外取締役
  • ・2019年 ニフティライフスタイル株式会社(4262) 社外監査役(現任)
  • ・2023年 事務所代表弁護士に就任

所 属

  • 東京弁護士会 会社法部
  • 田島・寺西・遠藤法律事務所(所属弁護士13名)/代表パートナー弁護士
  • 情報法制学会(ALIS)

主な取扱業務及び実績

ガバナンス案件 (組織の統治に関連する案件)
  • ・東京女子医科大学及び同窓会の理事長解任(2023~2024)
  • ・プライム上場企業(広告代理店)の子会社不祥事に関する第三者調査委員会・委員長(2024)
  • ・財閥系プライム上場企業(化学)の監査役解任紛争(2023)
  • ・国内有名ベンチャー企業(医療AI)の支配権紛争(2023)
  • ・プライム上場企業(情報通信・システム)の監査役の任務懈怠責任に関する紛争(2022)
  • ・スタンダード上場企業(販売仲介)の不祥事・内紛対応(2022)
  • ・地方有力企業(温泉採掘)の経営権紛争(2019)
  • ・地方有力企業(石炭採掘)の経営権紛争(2017)
  • ・商社(業界大手)の経営権紛争(2016~2017)
  • ・国内トップシェアメーカー(自動車部品)の経営権紛争(2015)
  • ・東証二部上場企業(基幹部品メーカー)の経営権紛争(2014~2015)
裁判案件
  • ・少数株式の買取事業に関する法令適合性及び株価算定目的を理由とする会計帳簿閲覧請求をめぐる訴訟(令和6年10月10日最高裁第一小法廷判決)(2024)
  • ・都内有力企業(防衛関連)の新株発行差止仮処分(2024)
  • ・地方有力企業(カトラリーメーカー)の退任代表取締役による退職慰労金支払請求(2024)
  • ・食品メーカーの代表取締役・取締役・監査役解任に関する紛争(2023~2024)
  • ・不正競争行為(センサー)に関する紛争(2020)
  • ・東証一部上場企業(防災機器)の役員責任追及訴訟(2016~2017)
  • ・国内有名中小企業(金型)の事業承継に関する紛争(2016)
  • ・国内有名ベンチャー企業(IT)の監査役解任に関する紛争(2016)
  • ・東証一部上場企業(情報通信)の取締役解任に関する紛争(2015~2016)
ファイナンス案件
(資金の調達及び運用に関する案件)
  • ・プライム上場企業(広告代理店)の新規事業カーブアウト(2024)
  • ・スタートアップ(広告分野)の資金調達(2024)
  • ・放送事業者(プライム上場企業子会社)の合併(2024)
  • ・ベンチャー企業(看護介護)によるPEファンドを割当先とする支配権移転を伴う第三者割当増資(2024)
  • ・スタートアップ(イベント会社)による日常相談プラットフォーム事業者のM&A(2024)
  • ・建設事業者による同業他社のM&A(2024)
  • ・国内有名ベンチャー企業(農業分野)の10桁資金調達(2023)
  • ・プライム上場企業(非鉄金属)のベンチャー投資・資本業務提携(2023)
  • ・運送事業者による同業他社のM&A(2023)
  • ・建設DXベンチャーの資金調達(2022)
  • ・スタートアップ(農業分野)による地方企業のM&A(2022)
  • ・スタンダード上場企業によるSaaSベンチャーのM&A(2022)
  • ・スタートアップ(音響機器)の資金調達・累計10億円超(2021)
  • ・国立大学系VCファンドの組成(2021)
  • ・東証一部上場企業のM&A(情報機器メーカー)(2019)
  • ・東証一部上場企業のM&A(保険会社)(2018)

理念

Be Serviceable.
役に立つ。

ミッション

Trouble Prevention
事業に関するトラブルを未然に防ぐ。
Sustainability
事業の継続性を高める。
Soul
志高い企業のために魅力的なパートナーであり続ける。
Solution
紛争を解決する。
Speed
迅速かつ丁寧な仕事。

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